ミフェプリストンによる人工妊娠中絶後の妊娠における胎盤早期剥離の危険性についての調査

薬による中絶について、さまざまな副作用が論じられていますが、その後の妊娠への影響についての研究結果が発表されましたので、紹介します。

ミフェプリストンによる人工妊娠中絶後の妊娠における胎盤早期剥離の危険性についての調査

02/25/2009

Qian-Xi Zhu; Er-Sheng Gao; Ai-Min Chen; Lin Luo; Yi-Min Cheng; Wei Yuan

背景:この研究の目的は、第一トリメスター(妊娠初期)でのミフェプリストンを摂取した妊娠中絶をした女性が、その後に妊娠した場合の胎盤早期剥離への影響を調べることである。

方法:中国で集められた2つの群の被験者は妊娠初期の未経産妊婦であり、一つの群はミフェプリストンによる中絶の経験がある女性たち、もう一つの群は、中絶の体験がない女性たちであり、出産時まで追跡調査がなされた。

結果:www.medscape.comの原文をご覧ください。

結論:ミフェプリストンによる妊娠中絶そのものは、以後の妊娠での胎盤の合併症とは関係がなかった。ただし、例えば妊娠週数が6週を過ぎていたこと、妊娠中絶の後に掻爬を利用したこと、より長い妊娠間の間隔のようなメディカル・アボーション(中絶薬による中絶)と関係する他の要因は、胎盤早期剥離の危険性を増すかもしれない。

www.medscape.comより