こんにちは。

今週金曜日、6月15日18時から21時まで、女の空間NPOにて、麻鳥澄江さんと私の共著『女の遺言』(御茶の水書房)について、麻鳥さんと二人でおしゃべり会を催します。関心がある方がいらっしゃいましたら、お誘いしたく、お知らせいたします。

『女の遺言』について、この本を書いたきっかけや、ほかの遺言の本に書いてあるのに書いていないこと、この本であえて書いてみたことなどを、二人から紹介して、その後『遺言カード』を囲んでおしゃべりをする予定です。

「遺言」というと、法的なもの、死期が迫って書くものというイメージだけでなく、家父長制的な男性から男性への承継の象徴とイメージされて倦厭されがちです。しかし、女性運動の視点から遺言を捉えなおしてみたいです。また、遺言を書いている「わたし」はどうして遺言の中身を決めているのか、遺言を書くと何が起きるのか、遺言とは受け取る相手がいることを前提にしたつながりを築くコミュニケーションであるということも共有できればと思います。また、遺言を書くときに避けて通れないはずの、グローバリゼーション、ナショナリズム歴史認識、身体、暴力、言葉、性の二分法、などなどのテーマも考えてみたいです。

とはいっても、おしゃべり会なので、このようなことを意識しつつ、かた苦しくならず、遺言をテーマにして、『聴く』というコミュニケーションを共有できればと思っています。






会場、場所、注意事項など詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.space-for-women.org/talk/talk0706.html