さて、4月2日に開催される、G20金融サミットについて、金融規制や経済刺激策についてだけでなく、幅広い視点から、学習会とデモを企画しています。金融サミットが、途上国などの参加がなく、途上国にメリットがなく、しわ寄せばかり及ばないようにするための行動です。

Another World Is Possible! 
サヨナラG20金融サミット 取り戻そう私たちの未来を

■ 学習会
日時 3月30日(月)18:30〜
場所 総評会館501会議室
費用 500円

G20金融サミットの問題点 山浦康明さん(日本消費者連盟
自由貿易体制と食と農の未来 大野和興さん(脱WTO/FTA草の根キャンペーン)
タックスヘイブンと金融規制 稲垣豊さん(ATTAC Japan首都圏)
IMFと不当な債務 ポール・マッカーティンさん(聖コロンバン会)
◎気候変動に対するもう一つの回答 鈴木ふみさん(すぺーすアライズ)
◎世界と日本のアクション

■デモ(4月2日 金融サミット当日)
日時 4月2日(木)19:00集合 19:30出発
集合 新場橋区民館 洋室
住所 東京都中央区日本橋兜町11番9号
交通 地下鉄「茅場町」駅下車12番出口徒歩3分
地図 http://www.meccs.co.jp/shiteikanri/chuo/shinbabashi/index.html コ
ース【予定】 新場橋区民館→永代通り左折→呉服橋交差点右折→常盤橋公園(
日銀前)解散

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派遣切り、雇い止め、解雇、貧困・・・、私たちの生活は、いまも危機の真っ只
中にあります。私たちに必要なことは、この危機を作り出した金融機関や大企業
を救済するための資金提供ではなく、一人ひとりの労働者が安心して働き、すべ
ての人が安心して生活し、環境と調和する経済システムを確立するための政策で
はないでしょうか。

今回の金融危機の責任は、マネーゲームに踊った金融機関や労働者を部品のよう
に使い捨てにする大企業が負わなければなりません。なのに、どうして私たちが
困窮しなければならないのでしょうか。いまこそ、不公正な富の配分、金融・貿
易システム、資金の流れをストップさせ、金融を民主的にコントロールできる国
内的、そして国際的なメカニズムが必要です。

4月2日、ロンドンで再びG20金融サミットが開催されます。世界的な金融危機を作
り出した者に対して責任を問うことなく、そして危機を引き起こした元凶である
金融システムの根本的な変革ではなく、そのわずかな手直しと存続のために、わ
ずか20カ国の首脳と国際金融機関のエリートが集まる会合に対して、今回もまた
世界中で行動が呼びかけられています。1月にブラジルのベレンで行われた世界社
会フォーラムでもG20金融サミットに対するアクションが呼びかけられ、会場とな
るロンドンでは100を越えるグループがあつまって大きな抗議行動が予定され
ています。

このサミットには日本から麻生首相が参加します。麻生首相は、危機対策として
IMFに対する1000億ドル枠の出資や公的資金注入をふくむ70兆円規模の経済対策
を掲げています。しかしそのほとんどが、金融危機を引き起こした金融機関など
を救済するものでしかありません。東京でも、世界の人びとともに、新自由主義
にサヨナラを告げ、金融システムの民主的コントロールを実現するために、G20
融サミットに反対する取り組みを行います。ぜひご参加ください。

主催 WSF2009 in TOKYO実行委員会
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