女性の健康と安全でない中絶についての第一回世界会議開催のおしらせ

2010年1月20日から23日まで、タイ・バンコク市において開催されるIWAC(The first
International Congress on Women’s Health and Unsafe Abortion、 女性の健康と安全でない中絶についての第一回世界会議)の開催をお知らせさせていただきたく、連絡いたしました。主催者によると、当団体からは参加と報告を予定しているものの、現在日本からの参加者が少ないとのことですが、ぜひともご関心をお寄せいただき、参加いただければと思い、ご案内します。 会合の詳細等は、http://www.womenhealth.or.th/congress/welcome.html
 をご確認いただくか、または、
info@womenhealth.or.th
 宛てにお尋ねいただければと存じます。
よろしくお願いいたします。

 日本の刑法には、妊娠中絶した女性と施術者のみを処罰する自己堕胎罪が存在し、母体保護法は中絶の施術には配偶者の同意を要求しています。堕胎罪による法規制は、女性差別撤廃委員会が政府に対して改善を求めるているように女性差別であり、北京行動綱領にも反するばかりか、両法の規定は女性の医療サービスへのアクセスを妨害するものです。皆様もご存知の通り、妊娠中絶を選択できなければ多産による貧困と女性の過剰負担を招くのはもちろんのこと、経済的・政治的参画をも妨げるものであり、女性が希望を持って人生を歩むことを困難にするものであり、女性と妊娠の課題は、他の女性運動の課題につながるものです。多くの方々が関心を持って参加していただければ幸いです。